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クロッキーの小部屋

第12話 ゴールドの旅 後編

2年前のウツギ博士の研究所~
ゴールド「ウツギ博士!!」
ウツギ「どうしたゴールド君?な!なんだそのワニノコの傷は!何をしたんだね!」
するとゴールドは少し泣きながら話した
ゴールド「俺、博士のポケモンを奪った犯人を追って、追いついたんだけど・・・それで・・・」
ウツギ「分かった、もう何も言わなくていい。それより!ワニノコを早く治療しなきゃいけないよ!このままじゃ死んでしまう。」
ゴールド「そ、そんな!お願い博士!直して!」
ウツギ「あそこに回復できる機械がある。ゴールド君、はやくワニノコをモンスターボールに入れて、そこのくぼみに置いてくれ。」
ゴールド「う、うん」
ゴールドは言われた通りにした。そして10分後・・・
ウツギ「ワニノコが回復したぞ。でもしばらくは安静にしておいてあげて。」
ゴールド「博士、ありがとう」
ウツギ「なに、たいした事じゃないさ。」
ゴールド「・・・・・・博士」
ウツギ「なんだい?」
ゴールド「俺強くなりたい。誰よりも強くなって、困ってる人を助けたいんだ。」
ウツギ「それは本気で言っているの?」
ゴールド「うん!」
ウツギ「誰よりも強くなるというのは、時間と、忍耐力と、ポケモンとの信頼感がなければできない事だよ。それを踏まえてでも、ゴールド君は誰よりも強くなりたい?」
ゴールド「うん!俺の決意は変わらないよ!」
ウツギ「分かった。それじゃゴールド君、君は旅に出でるんだ。そしていつか四天王を倒し、ポケモンチャンピオンとなるんだ。これが出来なければ誰よりも強くなるのは無理だよ。分かってるね」
ゴールド「はい!絶対にこのワニノコと一緒にポケモンチャンピオンを目指します!」
ウツギ「よし!いい返事だ。それじゃ私からお母さんに話をつけておくから、頑張って行ってきて。」
ゴールド「分かりました!博士・・・ありがとう!そして、行ってきます!!」

ゴールド「このウツギ博士との会話の出来事で、俺は変われた。そして今の強さがあるんだ。」
ルビー「へー。大変だったんだな、ゴールドも。」
ゴールド「今でも大変だよ、お前の護衛という仕事がな」
ルビー「ぐっ!なんかむかつく」
ハルカ「でもいい話だったわ、人の意気込みで人が変われる・・・私も改めて意気込んでおこう、私の夢の為に。」
ルビー「そういえば、ハルカの夢ってなんなんだ?」
ハルカ「内緒♪、それじゃそろそろ行きましょう」
ゴールド「そうだな、早く次の町に行かないとだな」
ルビー「ちぇっ、教えてくれたっていいじゃねぇか。まあいいや、行こうぜ。」

               第12話終わり


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